2013年08月02日

自然との共生

8月に入りました。

8月に入ると、なんだかもう夏は終わりに近づいた感じがしていまいます。
子どもの頃も、8月に入ると夏休みもあと1ヶ月しかない…となんだか寂しい気持ちになったものです。
大人になった今では、1ヶ月もあるじゃないか!?とツッコミを入れたいところですが。。。(笑)

8月は夏野菜の収穫と管理、秋冬の野菜の準備に追われ、けっこう忙しい時期です。
秋冬の準備に追われているのに、昨日刈ったはずの草たちが元気いっぱい伸びているのを見ると、ガックリきます。
刈っても刈っても草の中(笑)。

頭の中は、秋冬のことでいっぱいのたけちゃんは、8月に入った時点で、
「もう秋だな。」
と季節を先取り。
ちょっとしたファッションリーダーよろしく、アグリーダーです。
(アグリカルチャーとリーダーをかけました。念のため説明入れときます。笑)

と、そんなおどけている場合ではなく、
ここのところ、連日イノシシに畑を荒らされ、本当に困っています。
今日は、昼間にイノシシをたけ父が見かけました。
昼間っからイノシシがいるなんて、相当数がいるのではと思ってしまいます。

なぜだろうと思ってあたりを見回すと、耕作放棄地がいっぱい。
しかも最近は、耕作放棄地の黒土を売って、お金に換えるケースが多いです。
黒土を売られた土地は、もう畑としては機能しなくなるので、借り手もおらず、草ぼうぼう。
誰も近寄らない、うっそうとした森のようになってしまいます。

私たちはその土地の持ち主でもなんでもないので何も言えませんが、
借り手がいないからといって、草の管理が大変だからといって、お金になるからといって、
土を売って、祖先から引き継いだその土地を二度と使えない土地にしてしまって本当にいいのだろうか?
と疑問を持たずにはいられないのですが、次々に土は売られていきます。

今日の夜はイノシシ対策で畑の周りをパトロールにいったたけちゃんが、
「ちょっとしたサファリパーク状態だ。ケモノに襲われそうで怖かった」
と言っていました。
この辺は、夜は何かでてきそうで本当に怖いです。

人間が管理しなくなると、ケモノたちがやってきて自由にやりたい放題です。
それが”自然”の姿なのかもしれませんが、
四季折々の表情をみせるこの日本の風土が保たれてきたのは、
やはり人間が手入れをしてきたからのような気がします。

自然との共存を目指していますが、
まだまだ道のりは長く厳しいものだ、と少し肩を落としてしまう夏です。



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Posted by 百姓を目指す修行生 at 22:29 │畑のこと

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