2011年02月14日

悪夢。

今日は、大変でした。
まさしく、悪夢のような出来事でした。

冬の朝は、ニワトリのえさをあげるところから仕事がスタートするのですが、
今朝も同じように、たけちゃんはニワトリのえさをあげに行きました。

いつものように、
「おかえり~。お疲れさま~」
と声をかけると、
たけちゃんはいつもと様子が違って、血相かかえて、
「どうしよう」
というのです。

「どうしたの??」
と聞くと、
ニワトリ小屋が獣の襲撃を受け、
数十羽のニワトリが死んでいたようなのです。

行って、小屋の中を見ると、土の上は羽だらけ。
ニワトリたちがおびえていました。

ニワトリの何匹かは頭がなく、
足をひきづっているものや、内蔵が見えているもの、
血だらけになっているニワトリたちもいました。

それとは別に、ショック死したものや、圧死したものもいて、
今日1日で、30羽ほどのニワトリを失いました。

小屋の周りを点検してみると、
木にはガリガリと爪痕が残り、
金網は引きちぎられて、かなり凶暴な獣のようでした。
改めて、被害の大きさを実感しました。

何匹かは、まだ息があったのですが、
目が白目をむいていて、気付いたら冷たくなり、死んでしまいました。
私は、目の前で死んだのを見たのは初めてでした。
ショックでした。

その後は、残されたニワトリを守るため、
小屋の補強のために、トタンをはったり、木をうちつけたり、
大工仕事に追われました。

必死に対応するたけちゃんをサポートしていたのですが、
私は不思議と冷静で、
自然に対して私たちがいるのではなく、
私たちも自然の一部なんだと妙に納得した気持ちでいました。
自然には抗えないのだと思いました。

夜、たけちゃん師匠から電話をもらい、
おそらくキツネの仕業ではないかということでした。
この時期は、子どもを産んで、降りてくる時期らしいです。
しかも、一度来るとまた来るようなので、
3時か4時くらいに、見回りに行った方がいいとのアドバイスをいただきました。

とりあえず、今日できることはやったので、
これ以上被害が出ないように、祈るだけです。

外を見ると、また雪です。。





Posted by 百姓を目指す修行生 at 20:39

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悪夢。