こころね農園の暮らし

先日、珍しいカードを見る機会がありました。
スコットランドのとある神秘的な村？で作られたというカード。
１枚１枚に、単語と絵が描かれていて、
それが意味するものがあるというものです。

「気持ちを集中して、１枚引いてみて」
そう言われて、１００枚くらいあるなかから、１枚引いてみました。

私が引いた言葉は、なんと、「Beauty」。

私にはあまり縁のない言葉だと思っていましたが（苦笑）、
「どう思う？何を感じる？」と言われて。。

ああ、そういえば・・・、”デザインする”ってことを考えたなぁと思って。

こないだ（といってもしばらく前だけど）髪をバッサリとショートに切った時のこと。
美容師・島崎さんとの会話。

「自分が望む未来をイメージして、自分の方向性とか道筋みたいなものを
デザインしていくときかなと思ってます」
私がそう言うと、

「”デザインする”っていうのは、キメたり、飾ったりすることじゃなくて、
機能的で、美しくあることだぜ」
みたいなことを島崎さんに言われました。

そうだな。。
私にとって、美しいもの、美しい形。
私が望むイメージは。。

イメージは、あくまでイメージで（もちろん、そのイメージがすごく大事なのですが）、
定まったものでもなく、決まった形のものでもなくて、漠然としたものかもしれない。

そして、今目の前の現状があって、そのイメージに近づけるにはどうしたらいいか考える。
それが、”デザインしていく”ってことかなと思いました。

髪の毛なら、「どのラインを強調して、どこを削って・・・」と
イメージのスタイルに近づけていくように、
自分に対しては、「自分にとって何が必要で、何を省いて・・・」と、
自分が描く未来イメージに自分を近づけていく。

それは、今の自分を捨てて（というか無視して）、
自分以外の誰かになろうとすることじゃなくて、
今の自分を直視して、向き合って、自分をイメージに近づけていく。
それがデザインするということなのかもしれない。

機能的で、その人にとって自在で、ムダを省いてシンプルにデザインしていった結果、
無理のない、その人にしっくりくる形になって、それは”美しい形”になるんじゃないか。
その人に似合う、その人自身を最も輝かせ、最も美しくみせる形になるんじゃないか。

そして、それは、その人にとっての”幸せの形”とも言えるんじゃないか。

そんなことを考えていました。

「Beauty」。

この単語が私に問いかけてきたもの、
そして、私に降りてきたもの。。

”自分なりの美”を追求していきたいと思いました。


ちなみに、たけちゃんは、「Strength（強さ）」。
そこに居合わせたほかの２人は、
「Willingness（喜んでやること、厭わずやる）」。
「Obedience（服従、従順）」。

みんな、それぞれに、示唆されたものに対して考えた、不思議な夜でした。。