2011年07月25日

手。

今朝は雨。
こういうときは、つれづれなるままにいたくなる。
このところ、そういう時間や余裕が自分になかったなぁ、と。

でも、つれづれに、ぽわん、ぽわんと自分の中に浮かぶ気持ちや想いなんかもあって、
そういうのもあるんだけれども、
なんだか、
なんというか、
なんだかで、
なんだかなーー、なんです(苦笑)。

最近、夢を見ることが多くて、
ときどき、夢なのか現実なのか、よくわからないときがあって、
ふと、見えたのは、手の映像でした。

益子での修行時代、
お店に東京から来てくれたお客さんがいて、
その人が首からカメラをかけていて、
「手の写真を撮らせてください」って言われて、
その時いたスタッフ3人、円になって手を広げて、撮ってもらった。

「この手の写真をお店に飾っておくから、いつか見に来てね」
といわれたのに、3年以上たつ今も、見に行っていない。

でも、なぜか、その写真の映像が頭に残っていて、
というより、3人の広げた手の映像が頭に残っていて、
思い出すと、あったかくなる。
3人のそれぞれの、手。
一緒にいろんなものを作った手。

それとは全然関係ないのだけど、
『風の谷のナウシカ』のなかで、
風の谷が侵略されて、捕まってしまったおじいさんたちが、
節くれだった手を見せて、
「この汚い手をうちの姫様は、働き者のきれいな手じゃと言うて下さる。。」
という場面がある。

その場面を見ると、なんか、じわ~っと涙が出てくる。

「手」っていうのは、不思議なものだなと思う。
すごいものだとも思うし、とても愛おしいものだとも思う。

何かしているときの手はとても魅力的で、
つい見惚れてしまう。

何もしていないときの手もとても愛らしくて、
つい握りたくなってしまう。

先日、種まきをしました。
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、スティックセニョール。
ごまみたいな小さな小さな種を蒔く手を見ていました。

意識して手に入れることじゃないのだけれど、
”いい佇まい”をした手になっていったらいいな、
と思いました。



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Posted by 百姓を目指す修行生 at 07:27 │徒然なもの

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