2011年05月05日

命の水。

こんにちは、とちの実です。

昨日、無事もみまきが終わりました。
土ひいて、もみ蒔いて、土かけて、水かけて、を何度も何度も繰り返し。。
去年より田んぼの量を増やしたので、もみまきの量も増えました。

土の入った入れ物を、何度も何度も持ち上げたり、運んだりしたおかげで、
今日は早速筋肉痛です。。

このもみまきが終わり、
蒔いたもみが発芽して、苗まで育ってきて、初めて田植えができます。
ちゃんと育ってくれるといいなぁと切に願うのでした。。

昨日は、その後、田んぼの準備です。
田んぼに水を入れて、田植えの準備をすすめました。

これは、水を入れる前に、たけちゃん自家製ボカシを撒くの図。
命の水。

一年目は、このボカシを撒いたのですが、
二年目は、このボカシを撒かないでやってみました。
そのせいかどうかわかりませんが、去年は病気が出てしまって、
残念な結果に終わったので、今年は、やっぱりボカシを撒くことにしました。

このひと手間が大事なのかも。。

でも、このボカシを撒く頃には、とちの実へばってました(苦笑)。
何もしないのも悪いので、「応援団やるね!」と言って、
「フレーフレーたーけーちゃん!フレッフレッたーけーちゃーーん」とひとしきりやった後、
田んぼの畦で、ゴロリ(笑)。

土の上で寝っころがったのは、いつ以来だろう。
空や木や、自然の景色を、ただひたすら見ていました。
ただひたすら見ていたら、ふと、空に種を蒔いてみたいと思いました。
(とても感覚的なものですけど)

その後、田んぼに水を引くために、川へ。
この辺は、用水路とかはないので、川から水を引くしかありません。

ここから、パイプで水を引きます。
命の水。

ずーっとずーっと、竹林を抜けて。。
命の水。

ここで合体!
命の水。

この長い長い道のりを、先人は、土を掘り、パイプを埋め、
命の水をひいたのです。
もちろん手作業で。
すごい!
これを使わせていただけるのは、本当にありがたいことです。

ここは、借りている田んぼなのですが、
貸主のおじいちゃんとそのまたおじいちゃんが若かりし頃、
この設備を作り上げたんだそうです。
何百メートルにもおよぶ長い長い距離。
水をひくために、必死だったんですね。
昔は、水の取り合いみたいなものもあって、
水を巡って、いろいろ争いもあったようです。。
昔は、本当に、”命の水”だったんだなぁ。

生きるために、食べる。
食べるために、作る。
そして、命をつなぐ水がある。

水は、命の源です。






同じカテゴリー(田んぼのこと)の記事画像
2014稲刈り
夏の終わり
7月の田んぼ
梅雨入り
田んぼの準備
稲刈り
同じカテゴリー(田んぼのこと)の記事
 2014稲刈り (2014-10-21 22:47)
 夏の終わり (2014-08-31 08:17)
 7月の田んぼ (2014-07-20 07:18)
 梅雨入り (2014-06-08 06:57)
 田んぼの準備 (2014-05-09 06:57)
 稲刈り (2013-10-10 15:50)

Posted by 百姓を目指す修行生 at 15:09 │田んぼのこと
この記事へのコメント
もみ種(?)ってお風呂に入るんだ!!この歳になって初めて知りました!
川から水をひいているのを見学したくなりました。
Posted by 優・寛の母さん at 2011年05月05日 21:28
優・寛の母さんさん、こんにちは。

お風呂に入れなければいけない、というわけではないのですが、
発芽がよくなるように、入れたんだそうです。。
今度、お子さんと一緒にでも、田んぼの見学に来てください。
Posted by 百姓を目指す修行生百姓を目指す修行生 at 2011年05月06日 10:38

削除
命の水。