こころね農園の暮らし

キャベツとか、ブロッコリー・カリフラワーとかを畑で初めて見たとき、びっくりした。
全体に対して、食べる部分はたったこれだけなんだ、と思って。

中心の”実”の部分（通常売られている部分）に対して、
それ以外の茎や葉っぱの部分がとても多いことに驚いた。

そして、思った。
私たち人間て、本当に”おいしいとこ”だけを食べてるんだなぁと。。

それがいいとか、悪いとかじゃなくて、
野菜の”けなげさ”みたいなものを感じて、
ココロが揺さぶられるような感覚になった。

”実”だけを収穫された野菜は、
形がいいとか、悪いとか、
色がいいとか、悪いとか、
おいしそうだとか、そうでないとか。。
”実”で判断され、評価をされる。

ある一部分だけを見て評価されるのは世の常だけど、
「見えない部分でこんなに頑張ってるんだね」と、
なんだか声をかけたくなった。

私たちも、仕事や生活の中で、結果を求められる。
時には、”結果がすべて”という場面だってある。
そして、結果を出すために、必死で頑張っていたりする。

「結果より過程が大事だよね」
なんてことが言いたいわけじゃなくて、

ただ、
結果を出すために必死に頑張る姿は、
とても美しいな、と思ったということ。

そして、
その美しさはきっと結果につながる、
その美しさに気づいてくれる人がいる、
そう信じたいと思った。